Hana道場インターン生の真由子です

最近Hana道場を使い倒して楽しみまくったので、そのことをお伝えしたいと思います。
大学院のとある授業で、川のpHや透明度を調査できるようなIoTを作ることになりました。
その名も「ホタルロボ」!
ホタルが住み続けられるような川を残していくお手伝いができるように…という意味があったりします。
IoTはIchigoJamの仲間であるIchigoSodaを使って作ったことがありました。
センサー使うし、今回もIchigoJam使ってやるぜ〜!と思い、とりあえず師範とお話。
ホタルロボの概要を伝えると、
光センサーで水の透明度を測って、
pHセンサーでpHを測って、
GPSも付けて位置情報も取得できるね
という話になりました。
ロボづくりのためにふわっと作る手順を決めました。
@インターネット経由で、データをIchigoJamからGoogleスプレッドシート(Excelみたいなもの)に送る
ApHセンサーをIchigoJamで使えるようにする
BpHセンサーから取得した値をスプレッドシートに記録する。
手順通りにロボを作っていきます。
ワクワク

@
最初はインターネットにどうやってつなぐかというお話に。
前回使ったIchigoSodaは通信に月額料金が発生し(月々66円という格安)手続きが面倒だったので
今回はIchigoJamにWiFiをつなげるMixJuiceを使うことにしました。
師範に色々聞きつつ、MixJuiceでIchigoJamをネットに繋げて、IchigoJamに覚えさせた数値をGoogleスプレッドシートに送信できるようにしました。
これで@クリアです!
A
pHセンサーはIchigoJamで扱ったことがないとのことだったので、IchigoJamで使えそうなセンサー探しからはじめました。IchigoJam開発者の福野さんにも助言を頂いて、それっぽいものを発見、購入。
新しい出会い
IchigoJamでpHセンサーを使えるように色々やり
無事にセンサーの値をIchigoJamで取得できるようになりました!
取得した値は電圧なので、pHに変換します。
大学で本物のpHセンサーをお借りして、電圧→pHの近似式を算出しました。
化学とか高校以来です。
プログラムが式を元にpHの値を算出して記録してくれるようにしました。
嬉しい
これでAクリアです!
B
ホタルロボは川で使うことを想定しているロボです。
そこで、水陸両用のラジコンの上にIchigoJamたちを設置して、はじめは水の上に浮かべることにしました。
飾ってあったカニロボからヒントをもらいながらAbode Illustratorでケースを設計しました。
ラジコンの上にどうやってのせるか、手を動かしてイメージします。
採寸
師範に、図面はIllustratorで設計できることを教えてもらいました。
助けて師範のコーナー
はじめはスケッチブックの紙でレーザーカッターを試験運用。設計通りにケースが組み立てられるか軽く確認します。
それっぽくない???
良い感じだったのでアクリル板を切ります。
そして颯爽と失敗していく

紙は多少変形できるので、程よくしなって組み立てられたのかなと思いました。
アクリル板は変形しないので、こういう設計ミスは失敗に直結します。
失敗から学ぶことしかないです。
データを修正して再度挑戦。うまく行くようにお祈りします。
お祈りタイム
そしてできたのがこちら
無事にパーツ同士がうまくハマりました。ケース自作できちゃいました!やったー!
レーザーカッターってすごい。なんでもできちゃう気がしますね。
ケースを目貼りして防水機能をあげて、いざ水上に出陣です!
もはや子犬を抱く面持ち
自重で沈むことだけ心配していましたが、しっかり浮いてくれました。
そして水上でも思った通りに動いてくれました!
こんな感じで、Hana道場を使い倒してIoTを作ったりできます。
ホタルロボはまだまだ改良していく予定です。
まだ浮かべただけでセンサーも1つなので、色々改善点があります。
それと濁度センサーというおもしろセンサーも発見しました。
これからものんびり開発していきたいと思います。
この一件でレーザーカッターを使いまくりました。ありがとうございます。
あとは3Dプリンタさえ使えばHana道場をさらに使い倒せそうです。いずれ使う予感がします。
高専生・大学生・大学院生のみなさんもぜひ、作りたいものがあったらHana道場にお越しください!
やりたいことが実現できる、Hana道場はそんな場所です!
それではまた!
posted by hanadojo at 13:20|
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日記